早期新生児の胆汁性胃残
症例日齢2 女児
- 主訴
- 胆汁性胃残
- 病歴
- 子宮収縮抑制困難のため在胎29週、出生体重1100g、アプガースコア7点(1分値)、9点(5分値)で出生した。生後18時間で初回排便あり。人工乳による経腸栄養を日齢1より開始し、日齢2に2mL×8回/dayに増量した。それまで消化良好であったが、突如10mLの胆汁性胃残が出現した。
- 既住歴
- 上記のほか、周産期に特記すべき既往はない。
身体診察
バイタルサイン
血圧 60/40mmHg 脈拍数 150bpm
身体診察 活気良好、腹壁色調変化なし、腹部軽度膨満・軟
腸蠕動音減弱なし、末梢冷感なし
図:この時の単純X線写真(臥位)と、胃残の写真
超音波所見
下腹部縦走査
右側腹部縦走査
右季肋部横走査
心窩部横操作
(頭側から尾側へスキャン)