日齢31 男児 黄疸
症例日齢31 男児
- 主訴
- 黄疸
- 病歴
- 周産期に特記すべき既往はない。仮死なく出生し、産院で黄疸に対して1日だけ光線療法を実施された。経過中の血液検査でD-bil 2前後でやや高く、経過を見られていた。改善がないため精査のため大学病院に紹介受診された。
体表奇形などなく、哺乳も良好。体重増加は20-25g/day程度。
- 既住歴
- 周産期に特記すべき既往はない。
身体診察
腹部はややぽってり、軟、肝臓は右季肋部下1-2cm、明らかな脾腫なし
眼球結膜黄染あるが月齢相当
便の色は以下の通り(写真右は、母子手帳の便カラースケール)
来院時T-Bil 10.5mg/dL、D-Bil 2.5mg/dL、γ-GTP 867U/L、LDH 262U/L
超音波所見
↓右季肋下横走査
左:肝右葉をやや見上げるように観察
右:肝右葉をやや見下ろすように観察
↓右記録下横走査で、肝右葉と、門脈水平部の周囲を観察
胆のうを探すも、通常の季肋下走査では発見できず。
右肋間から観察を行った↓
上の動画で検出したいびつな袋状構造の静止画↓